健康保険適応の白い歯
笑ったときにキラッと光る銀歯、気になっている方、多いのではないでしょうか?
今まで4番目、5番目の歯は保険適用では銀歯が一般的でした。(保険適用の白い歯もあったのですが、プラスチックで耐久性が低いため積極的には使われていませんでした)
しかし、2014年4月の健康保険改正によりハイブリッドレジンという白い被せものが健康保険適応となりました!
金属を使わないため金属アレルギーの心配もないですし、以前のものに比べると耐久性にも優れた素材となっています。
ただ、どこの歯科医院でもできるわけではなく、健康保険を適応するには厚生労働省が定める下記の基準を満たす必要があります。
ハイブリッドレジンの基礎知識
厚生労働省が定める基準
- 厚生労働省に施設基準の届け出をおこない、認可された歯科医院であること。
- 歯科補綴治療に関する専門の知識及び3年以上の経験を有する歯科医師が在籍していること。
- 厚生労働省の定める歯科用CAD/CAM装置、材料を使用して、作製すること。
- 作製する歯科技工所との連携がとれていること。
(一部抜粋、改変)
河合歯科医院ではこれらの基準を満たし、健康保険が適応となるハイブリッドレジンを取り扱っております。お気軽にご来院、ご相談ください!
※お口の中の状態によってはハイブリッドレジンが適用できない場合もあります。ご了承ください。
始める前に・・・
健康保険適応のハイブリッドレジンの条件
- 部位
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親知らずの治療は、なかなかの問題があります。正直ちゃんと治療がしにくいのです。
だって器具が届きにくく虫歯の取り残しや、印象(型)をとっても一番端なのでひずみやすく、被せの適合も甘くなり、再治療を余儀なくすることもあります。 - 種類
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クラウン(かぶせ物)に限ります。インレー、アンレー(部分的なつめ物)は健康保険が適応になりません。
- 構造
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全てハイブリッドレジンでできたものに限ります。かぶせ物内面を金属で補強したタイプは健康保険適応外となります。
- 歯の色
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歯科技工士が手作業で作製するセラミックに比べると色の細かな調整ができないため、審美性は健康保険外のセラミックに比べると少し劣ります。
- 費用
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歯の状態等により前後しますが、3割負担の方で1本8,000~10,000円ほどです。健康保険外で作製するセラミックに比べると、費用は大幅に安くなります。
- 作製方法
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健康保険が適応になるには、厚生労働省が定めた歯科用CAD/CAM装置を使用して作製することが必要となります。従来の歯科技工士が手作業で作製するものは、健康保険適応にはなりません。
その他、健康保険適応のハイブリッドレジンについての詳細はご来院の際にお尋ねください。